お客様は、お店の業種名では探していません
2026/8/20 ぷらっと札幌 編集部

集客を考えるとき、まず見直したいのは看板の文字ではなく、お客様が指で打ち込む言葉です。分類のための言葉と、探すときの言葉は別のものです。
家賃の高い場所と、検索の一等地
商売を始めるとき、多くの方が立地を考えます。人通りの多い通りに面しているか、駅から歩いて何分か。家賃はそのぶん高くなります。
インターネットにも同じように一等地があります。ただし、そこにあるのは土地ではなく言葉です。「北24条 もみほぐし」と打った人の画面に出ているお店が、その言葉の一等地を持っています。
違うのは、この一等地に家賃がかからないことです。先に書いた人のものになります。
業種名は、お客様の言葉ではない
ここでつまずくお店が少なくありません。
お店のページには、たいてい正式な業種名が書かれています。「整体・リラクゼーション」「日本料理」「理容室」。分類としては正しい言葉です。
けれども、お客様はその言葉で探していません。肩が痛い人が打つのは「もみほぐし」であって、「リラクゼーション」ではありません。飲み会のお店を探している人は「日本料理」ではなく「個室 居酒屋」と打ちます。
分類のための言葉と、探すときの言葉は、別のものです。ページに分類の言葉しか書いていなければ、探している人の画面には出てきません。
その言葉は、お店の中に落ちている
では、お客様の言葉をどう見つけるか。
わざわざ調べに行く必要はありません。毎日、店先で口にされています。
- 「肩こりにも効きますか」
- 「駐車場はありますか」
- 「子ども連れでも大丈夫ですか」
- 「〇〇を見て来ました」
こういう言葉をメモしておいて、そのままページに書く。それだけで、同じことを気にしている次の人に届きます。
聞かれるということは、書かれていないということです。
1本の記事が、1つの入口
ブログを書く意味も、ここにあります。
チラシは配り終われば終わりです。記事は残ります。「今週の週替わりパスタはきのこです」と書けば、そのぶん入口が1つ増えます。月に1本でも、1年で12本の入口ができます。
長く書く必要はありません。写真1枚と3行でも、言葉は残ります。まとめて10本書いて半年止まるより、月に1本を続けるほうが効きます。
新規を増やす前に、来た人を逃さない
最後にもう一つ。
新しいお客様を増やす手を打つ前に、すでにページまで来ている人を取りこぼしていないか見てください。
営業時間が去年のまま。定休日が書いていない。駐車場があるか分からない。カードが使えるか分からない。せっかく見つけてくださった方が、ここで離れていきます。
これは今日直せます。そして、たいていの場合いちばん効きます。
まとめ
- お客様は業種名では探していない。探すときの言葉を書く
- その言葉は、お客様が店先で口にしている
- 記事は1本ごとに入口が増える。短くてよいので続ける
- 新規を増やす前に、営業時間と駐車場を書く
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